「ひろしま」と言えばやはりこの人！
達川光男さんにご登場いただきました！

首都圏で「ひろしま」にゆかりのあるお店が一緒になって「ひろしま」を応援するプロジェクト「ひろしまアンバサダーズ」。このポスターに、プロ野球の広島東洋カープで捕手として、そして監督としても活躍された達川光男さんにご出演をいただきました！
広島県内で行われたポスター撮影の際に、ひろしまの魅力や、カープの今年の展望など、たっぷりお聞きしました。

達川さんにとって広島の魅力はどんなところだと思いますか？

広島はまず交通の便がいいですね。新幹線でも飛行機でも他県から来ることができますからね。そして瀬戸内海があって中国山地があって、海と山が楽しめます。四季を感じることができる上に比較的暖かい地域で過ごしやすいところですよ。ちなみに広島は、りんご、みかんの両方をつくることができますが、大変珍しいそうです。そういうことを考えたら気候的にも住みやすい地域だと思います。

おすすめの広島観光スポットはどこですか？

日本三景の1つ『宮島』は良い場所です。 私も宮島に行って弥山に登ったりするのですが、瀬戸内海を一望できる景色は心が洗われますし落ち着きますね。弘法大師・空海が『弥山に登らずして、宮島を語るなかれ』というお言葉を残している通り、本当に見事な景色だと思います。また食事の面でも、海の幸とお肉の両方を比較的リーズナブな価格で食べられるというのも広島の魅力ではないでしょうか。そして広島市内は路面電車が走っていて、情緒豊かなところも魅力だと思います。また、広島は平和都市と呼ばれていますよね。『平和』について考えることのできる『原爆ドーム』や『平和公園』なども、広島ならではの場所です。

広島はスポーツも充実しています。

それも広島の魅力の一つでしょう。広島東洋カープ（プロ野球）、サンフレッチェ広島（サッカーJ1）、広島ドラゴンフライズ（バスケットボールB1）、JTサンダーズ広島（バレーボール）をはじめ、他にもたくさんのスポーツが非常に盛んな土地柄です。スポーツは平和の象徴とも言われています。

あげればキリがないほど魅力があり、いろんなものが凝縮していますね。

訪れる人によって、スポーツが好きな方もいれば、文化や歴史に興味のある方もいる。そのように、いろんな方々が良さを味わえる街ですね。

達川さんのおすすめ広島グルメを教えてください。

広島グルメはたくさんあって、その時の気分で変わりますが…やっぱり『お好み焼き』はおすすめですよ！　どこのお店も美味しいですし、場所にもよりますが大体、1,000円ちょっとあれば、生ビールとお好み焼きが食べられますから（笑）。

広島県は『レモン』も大変有名です。

レモンは大好きですね。両親が血圧が高いためなるべくお醤油などではなく、レモンをかけて食べる習慣がありました。私も病院の先生に、『ビタミンCをたくさん取りなさい』とも言われているので、いまでもたくさんお世話になっていますよ（笑）。大崎、大島、下島などレモン畑に行かせてもらったこともありますが、『農薬をなるべく使わない』など、やはり広島のレモンはこだわりをもってつくられていますよね。『生レモンチューハイ』などはすごく売り出していて、実際とても美味しいんですよ。甘みがしつこくないから爽やかでいいんですよね。実は私もレモンの苗を植えているんですよ。虫に食われないように、青いうちに収穫しています（笑）。

撮影でもレモンを持っていただきました。

キャッチャーミットでしっかり受け止めましたよ！ 普通のならツルっと落ちてしまいますが、広島のレモンはボリュームがあって、受けごたえも良かったです（笑）。

今シーズンのカープについて少しお話しを聞かせてください。

昨年から新井貴浩監督が就任して、ホップ、ステップ、ジャンプの『ホップ』の1年になるはずが、いきなり『ステップ』したようなシーズンでしたね。今年は大チャンスのシーズンだと思います。セ・リーグの中では、昨年阪神が優勝しましたが、投手陣もなかなか2年連続で結果を残すことは容易ではありません。他の5球団も攻略を練ってくるでしょうから、混戦が予想されるのではないでしょうか。カープ投手陣も、九里亜蓮、森下暢仁、床田寛樹、大瀬良大地と先発が揃っていますし、矢崎拓也、島内颯太郎、栗林良吏と7、8、9回を投げるメンバーも良い状態です。そして、新外国人のハッチも入りましたから投手陣は非常に安定していると思います。

優勝も視野に入ってきますか？

貯金が15〜20あれば大体優勝できると言われています。先発であれば貯金をつくるピッチャーが3人いて、5割のピッチャーが何人いるかでまた変わってきます。個人的には、投手陣はそこまで心配なさそうですが、気になるのが打線です。西川龍馬が抜けて、得点力が懸念されると思いますので、その穴を埋める存在に注目したいです。

侍ジャパンに田村俊介選手が選出されるなど、若手選手の起用も注目されていますね。

過去を紐解いても、控えの選手で成績がいいのは、もちろん実力や勝負強さもありますが、やはり相手との相性を考えて出ているわけですから、成績が良いことが多いですよね。1991年に前田智徳が1番に抜擢されて2年目でカープは優勝しました。もし田村が彼のような活躍ができたら優勝も近づくでしょう。また、外国人の活躍も最近では大きいと思います。現在はドラフトが完全ウェーバー方式になっているので、ほぼ戦力は均等化されていると思います。 私個人としては、4月を勝ち越せることができたら、優勝もあるんじゃないかと思います。やはり出だしが重要です。新井監督も就任2年目ということで相手のこともかなりわかってきたでしょうし、藤井ヘッドコーチとの連携も良いし、名コンビだと私は思っています。

ちなみに関東には、カープファンがすごく多いですね。

私が現役時代も多かったですよ。広島県民は地元愛、カープ愛が強いですよね。カープを応援することで、共通の友達ができて、『お好み焼き食べに行こうやぁ〜』となるんじゃないでしょうかね（笑）。

関東のカープファンの皆様が、このポスターを貼られているお店で達川さんを見ながらお食事されると思います。

広島を思い出してもらえて、話の種になればいいですね。『TAU』も有楽町の駅を降りてね5分で着きますからね。『三つ子の魂百まで』というように、幼い時に食べた味は忘れられないと思います。『TAU』に行くとふるさとへ帰ったかのようで、広島でしか買えないようなものも豊富に揃っています。広島出身者はもちろん、県外の方にもぜひ広島を堪能してもらって、盛り上がってもらえたらうれしいですね。